神君伊賀越
徳川家康公が本能寺の変の際に、和泉堺から三河岡崎城へと
急遽帰還された「神君伊賀越え」。
一行が険しい伊賀の山々を越え、
柘植・徳永寺で供応を受ける情景を想い、御菓子にしました。
この苦境の中で、伊賀でのしばしの休息が、
後の安寧の時代をつくり上げられた家康公の礎の一部となったのではないでしょうか。
伊賀盆地を模し山型に整えた、もち米を原料としたふやきせんべいで、
初夏の色の抹茶の餅を挟んだ粒あん入りの餅菓子です。
この御菓子を通じ、時を越えて、
当時に想いを馳せていただければ幸いです。